3. ルーレット ルールメニューと解説
私が普段行っているルーレット ルールメニューです。
1. ジョギング(5~10分)
呼吸が乱れない速さで行います。呼吸が落ち着いてきたら、ウォーキングに切り替えることもあります。
2. 静的ルーレット ルール(30秒~自分が気持ち良いと感じるまで)
運動で使った筋肉をゆっくり伸ばします。ポイントが4点あります。
- ・ 反動をつけない:ゆっくり筋肉を引き伸ばして静止することが大事です。
- ・ 痛みが出るところまで伸ばさない:痛みを感じるのは伸ばし過ぎの証拠です。各部位30秒~自分が気持ち良いと感じる時間で行います。
- ・ 呼吸を止めない:呼吸を止めてしまうと、体がリラックスできず筋肉を緩めることができません。ゆっくりと呼吸を続けながら、リラックスした状態でルーレット ルールを行うように心がけます。
- ・ 運動終了後、体が冷めないうちにすぐに行う:ジョギングで体が温まった状態でルーレット ルールを行うことで筋肉が緩み、伸ばしやすくなります。
■ 静的ルーレット ルールのメニュー
* 腹筋
- ①四つ這いの姿勢からお腹を前の方に垂らす。
- ②お腹の力を抜いて、突き出すような感じでキープする。
腰を反ると痛みが出る場合は、肘をついた姿勢で行う。左右の肩甲骨を締めるように胸を張る。
* 広背筋
- ①床に膝をつき、足の親指を合わせ、かかとの上に座るように体勢を下ろす。
- ②膝を広げて、腰から前方に倒れる。腕を伸ばした状態で胸を地面に近づける。
目線を少し上げて顎から地面に近づけるイメージ。おでこから地面に近づけると背中が曲がり、広背筋が伸びにくくなる。
腹筋
広背筋
* 腰
- ①仰向けで寝て、足を頭の後ろへ持ってくる。
腰が固い人は、爪先を地面に近づけようとすると首に体重が乗ることが多いので、伸びているのを感じるところまで行う。
* お尻
- ①膝を立てた仰向けの状態から、片足の足首を反対側の太腿にかける。
- ②立てている方の脚を両手で抱え、自分の方に引き寄せる。
足を組むのが難しい場合は、足を組まずに足首を胸に抱える。
腰
お尻
* お尻・腰
- ①仰向けになり、片膝を直角に曲げて体の横に脚がくるように腰を捻る。
- ②手で曲げた膝を押さえ、腰を捻った状態で保持する。
地面から肩が浮かないように注意する。
* 腿の裏
- ①仰向けの状態から、膝を伸ばしたまま片足を上げる。
- ②腿裏を両手で抱え、息を吐きながらゆっくり胸の方へ脚を引き寄せる。
爪先の向きに注意しながら、下げている脚の膝が曲がらないようにする。
お尻・腰
腿の裏
* 股関節周り①(主に股関節全体)
- ①片足を曲げてそのまま前屈する。
へそを地面に近づけるイメージで、骨盤を立てて行う。
* 股関節周り・脚の裏側・腰
- ①左右開脚の状態で上体を前に倒す。
股関節周り①
股関節周り・脚の裏側・腰
* 股関節・腰・背中
- ①背筋を伸ばし足の裏を合わせ、体を引き寄せる。
- ②上体を前に倒す。
* 股関節周り②(主に後ろ脚の股関節付け根)
- ①脚を前後に開いて前足は直角、後ろ足はなるべく遠くに置き、爪先を立てる。
片手を足の下に入れ、体を立てる。
股関節・腰・背中
股関節周り②
* アキレス腱
- ①正座をしてから片方の膝を立てる。
- ②かかとが浮かないようにして、立てた片足の前側に重心を乗せる。
* ふくらはぎ
- ①足を前後に開く。
かかとが浮かないように注意し、後ろの爪先を体の正面に向けるように意識する。
アキレス腱
ふくらはぎ
* 手首・足首
- ①左右よく回します。
手首・足首
運動した次の日に、「体が疲れて安定したパフォーマンスが出せない」「体が重い」などと感じた経験はありませんか?激しく動いた翌日は疲れが残りがちですよね。
私自身、学生時代からテニスを本格的に続ける中で、クールダウンを基礎から学び、目的や方法ついて理解を深めました。おかげで現在まで大きな怪我はなく、テニスを続けることができています。今回は私の経験も交えながら、クールダウンと静的ルーレット ルールについてご紹介していきます。