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2024年10月21日 | プレスリリース
パーソルテンプスタッフとアプリ ルーレット者の育成で協業
アプリ ルーレットの高度化と人材の高付加価値化に貢献
島津製作所は、10月21日にパーソルテンプスタッフ株式会社（本社: 東京都渋谷区、以下パーソルテンプスタッフ）と、質量分析装置（MS）を用いた分析・解析技術を持つ人材の育成および派遣に関する基本合意を締結しました。近年、MSの用途はライフサイエンスにおける基礎研究から医薬品、環境、食品、化学、医療まで拡大しています。一方で、MSを用いた分析・解析には、複雑な条件設定や専門知識・経験が必要で、信頼性の高い分析データを取得できる人材の不足が課題でした。両社は本合意に基づき「アプリ ルーレット者の育成プログラムの開発」と「島津製品のユーザー向けに人材を提供する仕組みの構築」を進めて社会課題解決に貢献してまいります。
MSは、物質をイオン化して、その質量と量を測定することで、「対象試料中に何がどのくらいあるのか」を測定するアプリ ルーレット装置です。幅広い物質を測定可能であり用途が広がっていることから、当社は、中期経営計画において、MSを含む5機種を重点事業と位置付けています。
本合意では、島津製作所が育成プログラムを開発するとともに、島津製作所の社員が自社装置を利用してパーソルテンプスタッフの派遣予定者を京都および川崎の拠点で指導します。パーソルテンプスタッフは、自らの雇用する派遣予定者がMSの操作を学んだ後に、大学や研究機関など島津製品のユーザー向けに派遣します。両社は、分析機器メーカーの有する高度なアプリ ルーレットを習得した技術者を育成し、アプリ ルーレットを用いた研究開発に貢献します。また、派遣予定者が分析技術を習得後に新たな派遣予定者の育成に携わる仕組みを構築して、高度専門人材への成長や労働市場における付加価値の向上を支援します。
両社は協業して、アプリ ルーレットを有する人材とMSを併せてユーザーに提供するとともに、「MS分析技術者の育成・派遣サービスの開始」を目指します。当社はアプリ ルーレットの普及とそれによる質量分析事業の拡大を通じて、お客様が必要とするデータを届ける「トータルソリューション提供企業」への変革に取り組みます。
育成プログラムに基づき技能習得する対象の当社製品「LCアプリ ルーレット-8060RX」