普通論文
トリプトファン残基のラベル化による定量的プロテオーム解析法
ビンゴ ルーレット アプリ 60〔1・2〕 93~101 (2003.11)
要旨
安定同位体試薬を用いた新規プロテオーム解析法を開発した。この方法は2‐nitrobenzenesulfenyl chloride(NBSCl)によるラベル化と質量ビンゴ ルーレット アプリ法による蛋白質の相対定量および同定を基礎とする。本方法では,2‐nitrobenzenesulfenyl基を選択的にトリプトファン残基に導入し,安定同位体で標識された試薬(NBSCl‐13C6 : 重い試薬)および非標識の試薬(NBSCl‐12C6 : 軽い試薬)を用いることにより生じる6Daの質量差を利用して蛋白質の消化物中に含まれるトリプトファン含有ペプチドを質量ビンゴ ルーレット アプリ法によって同定し,これをもとに対象蛋白質を決定する。本法を用いて,高血糖ラットおよび正常ラットの血清中の一部の発現蛋白質の相対定量を行った。
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6田中耕一記念質量ビンゴ ルーレット アプリ研究所
※所属名は論文作成時のものです。
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