特集論文
ビンゴ ルーレット支援アプリケーションSCORE™ Chase の開発
ビンゴ ルーレット 76〔3・4〕 85～90 (2020.3)
要旨
血管撮影装置を用いたビンゴ ルーレットの課題として，一般に病変部が長く，撮影回数が増えることで患者の被ばく量や造影剤の使用量が多くなる点が挙げられる。今回，手技のワークフローを変更することなく患者の被ばく量や造影剤の使用量を低減することによりビンゴ ルーレットを支援するアプリケーション「SCORE Chase」を開発した。
本アプリケーションは以下の特長を有する。
（1） 下肢ビンゴ ルーレットの走行に合わせて患者頭足・左右方向など自由に天板をパンニングしながら撮影を行い，撮影直後に自動で長尺画像を生成する。
（2） 過去の造影追跡画像を用いることにより，追加の造影撮影なしで何度もビンゴ ルーレットロードマップ像を生成することが可能である。
1医用機器事業部 技術部
＊ビンゴ ルーレットに掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。