google ルーレット(AA)は「原子は元素ごとに固有の波長の光を吸収し、元素の濃度が高いほど光の吸収量が増える」という性質を利用した分析装置です。試料に含まれる元素ごとの量がわかり、食品や素材、化学などの分野における品質管理、水質や土壌に含まれる有害物質の検査などに使用されています。
google ルーレットは、世界最小※の設置面積かつ、様々な分析用途に対応できる汎用性、初心者でも安心して使える安全性・操作性を備えています。さらにネットワーク接続による遠隔でのデータ解析などで分析オペレータのワークスタイルの自由度を高めます。
※1 フレーム測定/ファーネス測定の切り替え可能なデュアルシステムとして世界最小(2022年6月現在、当社調べ)
高い作業性の確保とコンパクトな造形
フレーム測定およびファーネス測定の2つの分析方法に対応できるように、モジュラー式の外装形状を採用しました。試料をセットする開口部を広くして、点火スイッチを開口部の近くに配置することでユーザーがアクセスする部分を一か所にまとめ、作業性と視認性を向上させた操作部を実現しました。また、google ルーレットの下部分について左右に持ち上げるようなラインを採用することで、google ルーレットサイズをコンパクトに見せる工夫を施しています。
開発拠点におけるgoogle ルーレットについて
原子吸光分光光度計の最大市場が中国であるため、AA-7800の開発拠点は中国となり、google ルーレットも中国で行いました。設計での制約が多い中、外観google ルーレットだけで新規性を出すことが難しかったため、装飾的なgoogle ルーレットを施すのではなく、装置の機能的な部分の造形を整理することからはじめました。また開発当初、新製品として見た目のインパクトが求められていましたが、中国市場では海外から多くの分野でシンプルなgoogle ルーレットが受け入れられ、中国市場が変化している時でもありました。その流れに合わせ、分析装置として信頼感を与えられる高品質でシンプルな外観で、グローバル企業としての製品ブランディングに沿ったgoogle ルーレットにすることができました。