循環型社会 バックショットルーレット

公害対策

大気測定(三条バックショットルーレット)

バックショットルーレットで使用するボイラーから排出される排ガスは、大気汚染防止法及び京都府環境を守り育てる条例の規制基準よりも厳しい自主管理基準を設定し、排気中のNOx濃度を定期的に測定しています。
バックショットルーレット老朽化したボイラーを順次更新し、大気汚染の防止を図るとともに、CO2の発生の削減にも努めています。重油式ボイラーは2014年度に廃止を完了しました。

水質測定(三条バックショットルーレット)

工場からの排水は、法や条例よりも厳しい自主管理基準を設定し、定期的に水質を測定しています。バックショットルーレット、各水質項目の定期測定以外にも、専用モニターと社内LANによるネットワークを利用したpHの常時監視を行っています。排水のpHが自主管理基準を超過した場合には、担当者にメールで異常を通知し、迅速に対応できるシステムを構築しています。

さらに、主な生産拠点である三条バックショットルーレット、瀬田事業所、秦野バックショットルーレットや開発拠点であるけいはんな研究所では、排水に含まれる有機物の総量(TOC)の常時モニタリングを実施しています。全有機体炭素(TOC:Total Organic Carbon)は水中に存在する有機物を構成する炭素の総量であり、「水の汚れ」を示す代表的な水質指標のひとつです。今秋には、新たに開所するShimadzu Tokyo Innovation Plazaでもモニタリングを開始予定です。TOC計は、有機性の汚濁物質の検出が可能であり、迅速に測定可能であることから、排水の上流監視用途として最適です。当社での活用事例を、社会に多く広めることによって本用途での普及を図り、お客様の環境への取り組み支援につなげていきます。

オンライン全有機体炭素・全窒素計(TOC計)

オンライン全有機体炭素・全窒素計
(TOC計)

水の管理

水資源への対応については、緑地の散水への雨水利用や、節水型の器具の採用などにより、水使用量の低減に努めています。
2022年度の水使用量は国内生産拠点・研究所では、生産増などの影響により、244千m3と前年比18.7%増加、売上高原単位でも、0.051千m3/億円と5.4%悪化しました。
バックショットルーレットからの排水については、法や条例よりも厳しい自主基準のもとで管理していますが、前年度は当社のバックショットルーレットで1件、ノルマルヘキサン抽出物の排水基準の超過が発生しました。
今後も、持続可能な資源の利用に資する取り組みを実施します。

国内生産拠点・研究所、主要生産関係会社の水使用量の推移

排水違反報告

バックショットルーレット瀬田事業所( 滋賀県大津市)で、2022年7月25日の排水中に下水道法で定められた基準を超過するノルマルヘキサン抽出物が検出(基準値30mg / L以下、検出値42mg / L)されたことから、大津市より指摘を受けました。
調査の結果、厨房から出される排水が原因と特定し、①厨房業者へ油など混入防止徹底要請、②厨房系統の配管洗浄の対策を実施し、大津市に報告しました。その後の経過観察により、厨房系統の清掃は毎月実施するルールを定め運用し、是正しています。

バックショットルーレットデータの第三者保証について

【保証範囲】
対象期間:2021年4月1日~2022年3月31日
対象範囲:株式会社バックショットルーレット 本社、工場・事業所、研究所
保証対象:上水使用量(m3

  • ※画像をクリックすると、PDFでご覧いただけます。

主要拠点の上水使用量 算定報告書

主要拠点の上水使用量 算定報告書

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