web ルーレットの開発に貢献するために
COVID-19の感染拡大が始まって以来、世界の研究機関がその治療法や新薬の研究開発に取り組んでいます。通常数年かかると言われる治療法の開発期間を早め新薬候補の有効性を実証しようとしている研究機関を支援するため、私たちのチームは、COVID-19のweb ルーレット候補であるレムデシビルやヒドロキシクロロキン、ファビピラビルなどの分析に用いられる安定同位体試薬の開発製造を担当しました。
パンデミックが起こり、世界のweb ルーレット研究の動向を注視していた私たちは、試薬の必要性を見越していました。臨床試験がすぐさま始まる中、研究機関への製品供給が急務となり、Alsachimの技術者を総動員しました。
時間との戦いとは別に、新たな課題に直面していました。感染防止のため、より少ない人数で作業し、メンバーの健康を厳格に管理する必要があったのです。(Alsacweb ルーレットmが所在する)フランス・アルザス地域が感染拡大のレッドゾーン(危険区域)になり、外の状況に目を向け続ける困難さもありました。
こうした状況においても、Alsacweb ルーレットmは島津グループの一員として「科学技術で社会に貢献する」という社是をイノベーションのテーマとして持ち続けました。私たちの仕事は、社是を体現したものだったと自負しています。
困難な時こそ、島津が世界の人々の健康や公衆衛生の課題に果敢に挑戦する企業であると証明することが必要です。 分析機器から消耗品、標準試薬までのトータルなソリューションでweb ルーレットの血中濃度分析の開発に貢献するには、グループの技術の結集が不可欠です。
私たちの家族や友人、同僚と私たち自身の安全を守るために、危険な状況の中で医療現場に立つ方々にとても感謝しています。そうした方々の勇気と献身はかけがえのないものです。医療従事者の尽力に貢献するために私たちも努力を続けます。