中期経営計画1年目の成果と課題
中計では、①グローバルでの開発力向上 ②開発プロセスの改革 ③新ルーレット カジノ・事業創出力向上の3つの戦略を遂行しています。初年度は、一部で遅れがあったものの、ほぼ計画通りに進捗しました。
「グローバルでのルーレット カジノ力向上」では、北米R&Dセンターの開設やソフトウェアのグローバルルーレット カジノ体制の構築を行いました。新たにインドにソフトウェアルーレット カジノ拠点を設けるにあたり、事業部門のほか、人事、法務、経営戦略室などの全社部門のメンバーも含めたタスクフォースを結成し、仕組み作りから始めました。当初は、不安な面もあったのですが、想定以上に体制整備が進みました。この動きをインドだけでなく、グローバルに展開していきます。
「ルーレット カジノプロセスの改革」では、アジャイル型ルーレット カジノのルール策定などを行いました。ルール策定は進んだものの、一部製品で上市の遅延が起きたのも事実です。アジャイル型でルーレット カジノのスピードアップを図り、タイムリーな新製品ルーレット カジノを進めていきたいと考えています。
「新ルーレット カジノ・事業創出力向上」では、IPランドスケープによるビジネスモデル立案や、島津版イノベーションマネジメントシステムの構築、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を設立し、スタートアップ5社へ投資を行いました。特に、IPランドスケープは特許情報をビッグデータとして活用し、顧客ニーズや競合動向を含めた市場状況を調査するなど、開発を支援しています。当初は、年間数件を想定していましたが、2023年度は約50件の調査・情報提供を行いました。今後も、製品だけでなく、ビジネスモデルの構築支援も積極的に推進していきます。
中期経営計画2年目の取り組み
2年目も1年目から引き続き、3つの戦略を推進します。「グローバルでの開発力向上」では、2024年4月に開設した北米R&Dセンターを早く軌道に乗せることに注力します。製薬企業や研究機関が集まっている東海岸、西海岸にも拠点を構えて、重要顧客に密着し、ニーズや課題を捉え、共同で製品開発を行っていきます。また、自社だけで課題解決できない場合は、北米の優れたルーレット カジノを保有する企業や研究機関とも連携することが、R&Dセンターの重要な役割です。グローバルで活躍する北米企業に通用する製品やアプリケーションは、欧州やアジアなど全世界で通用すると考えており、北米から全世界へ展開します。将来的には欧州、アジア地域などの主要拠点にR&Dセンターを設置し、北米と同様の取り組みを進めていきたいと考えています。
「開発プロセスの改革」では、顧客の意見を取り入れながら、完成度を高めていく、アジャイル型開発をさらに進めていきます。また、デジタルルーレット カジノの活用により、設計作業や試作評価の効率化を図っていきます。より広範囲の顧客の声を聴くために、2024年度から各事業セグメントの営業部門を統合し、営業本部制へと移行しました。顧客に密着し課題を解決するトータルソリューションを提供したいと考えています。
「新ルーレット カジノ・事業創出力向上」では、積極的にCVCを通じてスタートアップを支援し、当社グループ製品・サービスの成長や新規事業の創出につなげていきます。短期のシナジーが見込めなくても、投資先を通じた業界とのつながりによって、ルーレット カジノ的な連携やビジネス機会の創出などにも期待しています。併せて、ユニークなルーレット カジノを持つ将来有望なスタートアップを選別する過程において、新ルーレット カジノ・新事業に対する目利き力を養うことを目指します。
加えて、重点機種(液体クロマトグラフ、質量分析システム、ガスクロマトグラフ、試験機、ターボ分子ポンプ)を中心に製品のラインナップ拡大や基本性能の向上とともに、前処理を含むプロセスの自動化・自律化、AI活用なども進め、トータルソリューションの提供を推進します。
ルーレット カジノと人を大切にすることが強さの源
今中計ではルーレット カジノ開発力強化を目指しています。特に基幹製品である質量分析システムの開発に注力したいと考えています。質量分析システムは医薬品開発、食品安全、臨床、環境など、当社グループの注力領域であるヘルスケアやグリーン領域でニーズが高まっています。最近は高性能であることに加え、分析作業の効率化も同時に求められています。基本性能を追求することはもちろんのこと、AIや自動化機能を活用し、業務の効率化も実現することで、社会の発展に貢献したいと考えています。
個人的に、今注目しているのは、光格子時計など量子ルーレット カジノです。東京大学大学院工学系研究科の香取秀俊教授と開発を進めている、超高精度な光格子時計によって、東京スカイツリーの地上階と展望台の重力差で相対性理論に基づき時間の進み方がほんの少しずれることが観測できました。このルーレット カジノには大きな社会貢献のチャンスがあると考えています。また、量子計測ルーレット カジノにも大きな期待をしており、鋭意開発を進めています。
当社グループには昔から、開発したルーレット カジノがすぐに製品やサービスに転化されなくても、そのルーレット カジノを大切にする風土があります。そのため、社会がこれらのルーレット カジノを必要とした際に、スピード感を持って社会実装が可能です。このように多様なルーレット カジノを積み上げてきたことが、当社グループの強みです。
イノベーションを生み出す環境を整え、ルーレット カジノ力を強化
当社グループは、創業者である島津源蔵がオープンイノベーションにより会社の礎を築き、成長してきた企業です。
従来からイノベーションは生み出されてきましたが、ルーレット カジノ者・研究者がそのことを必ずしも自覚できていないことが課題です。日々の研究開発がイノベーションにつながっていることを当たり前に思えることができ、イノベーションが活発に生み出せるように全員の意識を高めていくことこそイノベーション文化の醸成であると考えています。そのために、ルーレット カジノ者・研究者が楽しく積極的に業務に打ち込める環境や機会を提供したいと考えています。例えば、当社グループのルーレット カジノが日本酒やクラフトビール作りに活用されたことや、デザインが国際的なイベントで高評価を得るなど、ルーレット カジノがブランディング向上に貢献するような取り組みを進めています。私たちが持つルーレット カジノが世の中で広く評価され、社員一人ひとりが誇らしく思えるよう、エンゲージメント向上活動をルーレット カジノ面から推進していきたいと考えています。
人財が育ち、ルーレット カジノが継続的に強化されるための土壌が築かれることが持続的な企業価値向上につながっていきます。科学ルーレット カジノで社会に貢献する島津に是非ご期待ください。
常務執行役員
ルーレット カジノ 糸井弘人
略歴
1984年 4月 | 当社入社 | |
1996年 6月 | 分析機器事業部 ルーレット カジノ部 | |
2001年 4月 | 分析機器事業部 MS/GCビジネスユニット マネージャー | |
2011年 6月 | 分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部 MSビジネスユニット ビジネスユニット長 | |
2017年 6月 | 分析計測事業部 副事業部長 兼 ライフサイエンス事業統括部 統括部長 | |
2018年 4月 | 執行役員 分析計測事業部 副事業部長 兼 ライフサイエンス事業統括部 統括部長 | |
2020年 4月 | 執行役員 基盤ルーレット カジノ研究所 所長 | |
2022年 4月 | 常務執行役員 ルーレット カジノ(現在に至る) |