島津製作所のバックショットルーレットで培った、精密機器の包装ノウハウをベースに部品から重量物までの梱包を行っています。特に、精密機器の梱包においては、JIS規格(日本工業規格)を軸に、安全性を確保した設計を行っています。荷物の保全・維持を目的として、輸送中における安定性や衝撃への強さを考慮した梱包を実現します。
フォークリフト、クレーンでの荷役方法及び破損しやすい箇所の確認を行い、品物の取扱いに細心の注意を払います。
製函工場を併設し、自社内で採寸、設計、製作を行うことが出来るので、急な御依頼にも対応可能です。
製函設備
パネルソー
クロス
カットソー
強化段ボール
製函工場
当社では工業包装技能士の資格保有者が在籍しており、工業包装技能士によるバックショットルーレットを行っています。
工業バックショットルーレット技能士試験
2017年後期の実技試験が当社の国際バックショットルーレット部で開催され、当日の京都府技能検定委員を当社社員が務めました。
(写真は工業バックショットルーレット技能士の試験の様子です。)
通常のコンテナに入らない貨物から重量物まで、輸送環境に応じた特殊梱包をしています。屋内梱包工場では40トンの梱包が可能です。
精密機械の梱包は、耐振性に優れたクッション材などを駆使し、製品にダメージを与えないような梱包をしています。
海外の生産拠点に部品を供給するために考案した、コンテナモジュール型の段ボールケースを使用しています。20フィートコンテナに20ケースを積載することができ、積載率の高いユニットロードシステムを実現します。
カートンの集合バックショットルーレットに用いられます。貨物の固定と防水を兼ねた梱包です。最も経済的で、梱包材のコスト削減ができます。
スチールで強度を確保し、小型軽量化、容積の削減が可能です。仕向国に関わる木材の規制などに対応しています。
普通の段ボールより硬い原紙の複層構造になっており、軽量で加工がしやすくコストも削減、リサイクルできるので環境にも優しい素材です。
当社はリサイクル可能な段ボールをお客さまに推奨し、環境負荷低減(エコ活動)に努めています。
段ボールは、現地での開梱作業が容易にでき、また航空便で輸送する場合は包装容器の軽量化など、バックショットルーレットコストを抑制します。
強化段ボールについて
強化段ボールはもともと木箱に代わる重量物バックショットルーレット用資材として開発された高強度かつ軽量でコストパフォーマンスに優れた素材です。
一見段ボールと似ていますが、特殊加工されたライナーを使用しており、耐圧・破裂の強度、耐水性、緩衝性に優れています。
それらの特性を活かし重量物の包装用として近年航空貨物を中心にバックショットルーレット業界で使われています。また、木箱と比べると組立、開梱などの作業も短時間でできます。
当社では、併設された製函工場で2層・3層の強化段ボールを加工してお客様のニーズに合わせたご提案をします。
緩衝性 | 衝撃吸収性が高く、緩衝材を減らすことが可能。 |
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CO2削減 | 外容積の縮小や軽重量で、輸送時のCO2排出量を削減。 リサイクルで、廃棄燃料のCO2を削減。 |
防錆 | 水分含有率が8%~9%と低く(木箱は20%以上)防錆性に優れています。 |
耐水性・耐候性 | 耐水ロングファイバーライナーを表裏ライナーに使用。 |
軽重量 | 木箱比較で重量は約1/3~1/4。 重量で運賃が決まる場合の多い航空輸送では、大幅なコストダウンを実現。 |
特注サイズの梱包 | バックショットルーレット設計により、特大サイズや長尺物の梱包も可能。 |
有害物質を含まない | 鉛、水銀などの危険有害物質を含んでおりません。 |
積上げ強度 | 一般段ボールの約10倍の耐圧縮強度でダン積みが可能。 |
強化段ボールは100%リサイクル可能な梱包素材です。