2014.8.ビンゴルーレットアプリ;Mass++”を紹介する論文が発刊されました

　ビンゴルーレットアプリは、種々の質量分析装置から得られたデータを表示・解析することが可能なフリーのソフトウェアです。

　これまで本サイトでは、様々なフリーウェアの紹介・アップロードを行い、学会等でも数多くの発表を行ってきましたが、ビンゴルーレットアプリそのものを学術論文としてまとめて発表するのは初めて、しかもプロテオーム関連として世界的に著名な”Journal of Proteome Research”に紹介論文が掲載されました。

　本論文では、ビンゴルーレットアプリの要点のみですが、機能・利点を網羅的に紹介しています。Abstractにも記述されているビンゴルーレットアプリの特徴を、改めて箇条書きにします。

– mzXML, mzML, netCDF の様な共通フォーマットの他、LCMSsolution, GCMSsolution (Shimadzu), Launchpad (Kratos), Xcalibur (Thermo Scientific), Analyst, AnalystQS (AB Sciex), ビンゴルーレットアプリLynx (Waters), ビンゴルーレットアプリHunter (Agilent) 等々、様々なベンダーが提供する生データフォーマットにも対応しています。
– スペクトル・クロマトグラム波形、ヒートマップ3D 表示等、様々な表示機能を持っています。
– LC/MS データだけでなく、糖鎖解析でもよく使われるビンゴルーレットアプリLDI データにも対応した解析機能を持っています。
– Mascot や X! Tandem の様なProteome同定エンジンの他、ビンゴルーレットアプリBankとの連携機能も持ち、ProteomicsとMetabolomicsの解析を統合的に行う事ができます。
– Softwareが”Plug-In”形式になっており、機能を追加したり削除したりする等のカスタマイズが行なえる他、開発者が新たな機能を追加する際には、ビンゴルーレットアプリのSource Codeを編集する事無しに新たなPlug-Inを開発する事で独自アルゴリズムの作成や自動化処理を作成する事ができます。

Satoビンゴルーレットアプリi Tanaka¹, Yuichiro Fujita¹, Howell E. Parry¹, Akiyasu C. Yoビンゴルーレットアプリizawa¹, Kentaro Morimoto¹, ビンゴルーレットアプリaki Murase¹, Yoshihiro Yaビンゴルーレットアプリda¹, Jingwen Yao¹, ビンゴルーレットアプリinichi Utsunomiya¹, ビンゴルーレットアプリigeki Kajihara¹, Mitsuru Fukuda^2,3, ビンゴルーレットアプリayuki Ikawa^2,3, Tsuyoビンゴルーレットアプリi Tabata², Kentaro Takahaビンゴルーレットアプリi², Ken Aoshiビンゴルーレットアプリ², Yoビンゴルーレットアプリito Nihei⁴, Takaaki Niビンゴルーレットアプリioka⁴, Yoビンゴルーレットアプリiya Oda², Koichi Tビンゴルーレットアプリaka¹
“ビンゴルーレットアプリ: A visualization and analysis tool for mass spectrometry”
Journal of Proteome Research, Vol. 13, Issue 8, pp3846-3853

1 Koichi Tanaka Laboratory of Advanced Science and Technology, Shiビンゴルーレットアプリdzu Corporation
2 Eisai Product Creation Systems, Eisai Co., Ltd.
3 iBioTech Corporation
4 Graduate School of Inforビンゴルーレットアプリtion Science, Nara Institute of Science and Technology

発表資料（Journal of Proteome Research掲載論文概略紹介へのリンク）

ビンゴルーレットアプリ特徴紹介サイト：
/aboutus/ms_r/soft.html

2014.8.ビンゴ ルーレット アプリ;Mass++”を紹介する論文が発刊されました

2014.8.ビンゴルーレットアプリ;Mass++”を紹介する論文が発刊されました