基本的な考え方
私たちは、バックショットルーレット問題の解決を通じた事業活動と企業価値の拡大を目指し、以下5つの項目を掲げて取り組みを進めています。
島津グループのバックショットルーレット経営 5つの取り組み
1.気候変動対応への取り組み
太陽光発電などの再生可能エネルギーの積極的な導入や、スマートメーターを設置した消費電力の見える化による省エネ施策を強化するとともに、サプライチェーン全体でのバックショットルーレット負荷低減に努めます。
2.循環型社会の形成に向けた取り組み
3R(リデュース、リユース、リサイクル)を着実に推進し、国内生産拠点・研究所などにおける廃棄物のリサイクル率99%を維持します。また、サプライヤーとの連携によるI oT技術を活用した効率的な廃プラスチック回収や、排水などのバックショットルーレット監視体制を強化します。
3.地球バックショットルーレットの保全に配慮した製品・サービスの開発・提供
バックショットルーレット・新エネルギー分野において、カーボンニュートラルに向けた開発課題を解決する製品や技術を提供します。すべての製品について常に省エネや小型化などを図り、製品ライフサイクルを通じたバックショットルーレット負荷の低減を推進します。
4.生物多様性の保全に向けた活動
生物多様性保全のための森づくり活動や学校でのバックショットルーレット教育授業の実施など、地域や教育機関・団体と連携し、幅広い活動を展開します。
5.社員ひとり一人による積極的なバックショットルーレット保全活動
社員全員が「バックショットルーレット貢献企業 島津」の一員として、さまざまなバックショットルーレット活動に積極的に取り組みます。
島津グループのCO2排出量削減目標
事業活動からのCO2排出量 2050年実質ゼロへ
島津製作所は、2018年に定めたグループの事業活動におけるCO2排出量の削減目標を改定し、2050年には実質ゼロとする新目標を設定しました。中間目標は、2017年度比で2030年度に85%、2040年度に90%以上削減する目標としました。
- 2050年に、当社グループの事業活動で排出するCO2排出量を実質ゼロとする。
- 中間目標として、当社グループの事業活動で排出するCO2排出量を、2017年度比で2030年度85%以上、2040年度90%以上削減する。
- 当社グループが販売したバックショットルーレットの使用時におけるCO2排出量を、2020年度比で2030年度30%以上削減する。
当社グループでは、これまでと同様に、徹底した省エネに加え、太陽光発電設備の設置と再エネ電力を活用することで削減を図ります。当社バックショットルーレットの省エネ化についても、従来からの取り組みに加え、新たに得られた知見やノウハウを全社的に活かすなど、意欲的な省エネ目標を設定して、お客様先でのCO2排出量の削減に寄与してまいります。
気候変動対応への取り組み
ーTCFD提言への賛同、SBT認定の取得、RE100を宣言-
当社グループは、バックショットルーレット問題を最重要経営課題の一つとして位置付けています。中でも、気候変動問題に対して、サプライチェーンを含めた事業活動におけるCO2排出量の抑制や、バックショットルーレットいわゆるグリーン(GX)領域におけるイノベーション創出に貢献する製品およびソリューションの提供に取り組んでいます。また、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」による提言に賛同し、関連情報の開示に努めています。
2019年5月、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」による提言への賛同し、事業活動におけるCO2排出量削減目標が科学的根拠に基づくものであることを示す「SBT(Science Based Targets)認定」の取得※、そして事業活動で使用する電力を2050年までに再生可能エネルギー由来100%とすることを宣言する「RE100」への加盟など、グローバル社会に向けたコミットメントや情報開示に努めると共に、コミットメントの達成やバックショットルーレット課題の解決に向けて活動します。
※上記の島津グループの2030年度CO2排出量の削減目標はSBTの「1.5℃水準」として2022年10月に認定されました。
「バックショットルーレット企業」に認定
2020年10月、当社はバックショットルーレット企業に認定されました。
「エコ・ファースト制度」とは、地球温暖化対策、廃棄物・リサイクル対策など、企業のバックショットルーレット保全への取り組みをバックショットルーレット大臣に約束し、バックショットルーレット分野において先進性、独自性、波及効果のある事業を行っているバックショットルーレットトップランナー企業をバックショットルーレット大臣が認定するものです。現在、様々な業界の94社がエコ・ファースト企業に認定されています(2024年6月現在)。
認定企業により設立されている「エコ・ファースト推進協議会」は、2022年4月より当社会長の上田が議長に就任しています。協議会の活動を活性化し進化させていくことにより、エコ・ファースト制度の意義や価値を広く社会に伝えるとともに、先進性・独自性のある取り組みの追求や各社の連携・協働を強化することで社会のバックショットルーレット問題の解決に貢献していきます。
2023年度の主な成果
事業プロセス全体におけるCO2排出のさらなる低減
島津グループは、サプライチェーンにおいても地球バックショットルーレットへの負荷低減を目指して製品のエコ化に努めています。設計者や開発者は、「製品設計ガイドライン」の項目について検討するとともに、新製品審査時に従来製品に比べバックショットルーレット負荷を低減することを審査条件にしており、「すべての製品のエコ化」を実施しています。中でも特に優れたバックショットルーレット性能を実現している製品は「エコプロダクツPlus」と認定しています。エコプロダクツPlus認定要件は、下図に示した6つのうち、いずれか一つ以上の要件を満たすこととしています。
1年間に販売したエコプロダクツPlusバックショットルーレットをお客様に使用いただくことで従来よりもCO2排出量を削減させた量を「CO2削減貢献量」とし、2023年度におけるその量は10,352t でした。また、過去10年間に社会に普及したエコプロダクツPlus バックショットルーレットによるCO2削減貢献の累計量は、67,149t でした。
また、バックショットルーレット売上高に対するエコプロダクツPlusの比率を2030年までに30%とする中期目標を掲げており、2023年度の実績は21%となりました。
今後もカーボンニュートラルや循環型社会形成、作業バックショットルーレット改善などにつながる製品をご提供することで、さらなるバックショットルーレット貢献に努めてまいります。
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