外部支援活動
当社では、社外におけるスクラッチ ルーレット活動を積極的に支援しており、小学校から大学の授業へ講師を派遣する出前授業や、大学・業界団体などの工場見学の受け入れ、スクラッチ ルーレットセミナーの開催、ISO14001認証取得支援などを行っています。
特色ある取り組みとしては、女性によるスクラッチ ルーレット活動グループの「え~こクラブ」によるスクラッチ ルーレット教材の開発と、小学校などでのスクラッチ ルーレット出前講座の実施が挙げられます。
2015年には「え~こクラブ」の長年の取り組みが評価され、第13回京都スクラッチ ルーレット賞の企業活動賞を受賞しました。選考委員からは、「企業としてスクラッチ ルーレットに取り組むのは当たり前で、それ以上の活動を切り口を変えて行っている」との評価をいただきました。
おおさかATCグリーンエコプラザ常設展示ブース
当社は2004年より、おおさかATCグリーンエコプラザの常設展示ブースに出展をしています。「ゲーム感覚で、遊びながら子供たちが地球スクラッチ ルーレットのことを考えてくれたら」というのが当社ブースのコンセプトです、現在は「生物多様性」をテーマにしたブースの展示を行っています。
生物の絶滅を防ぐには、どんな種類がどのような理由で絶滅してしまったのか、どうして絶滅しそうなのかを知る必要があります。
そのために作られたIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストを参考に制作した絶滅危惧種の生物を学ぶ当社オリジナルのカードゲーム「bidi」を紹介させていただいています。
ATCブース
社外におけるスクラッチ ルーレット活動の支援
子供たちへのスクラッチ ルーレット教育支援活動
スクラッチ ルーレット意識の啓発、地域におけるスクラッチ ルーレット貢献などを目的とした社外への支援活動を実施しています。
具体的には、小学校から大学までの教育機関におけるスクラッチ ルーレット出前講座の開催、工場見学の受け入れ、社外セミナーでの講演などです。
小学校でのスクラッチ ルーレット出前講座は、女性によるスクラッチ ルーレット活動グループ「え~こクラブ」が独自のスクラッチ ルーレット教材を用いて実施しており、2017年には「島津の森」で京都市スクラッチ ルーレット政策局と連携した「親子生き物探偵団」を開催しました。
「親子生き物探偵団」実施の様子
世界のスクラッチ ルーレット活動団体への支援
途上国の水問題解決に向けて優れた活動を続けている団体を表彰する「京都世界水大賞」の趣旨に賛同し協賛しています。2018年3月にブラジルで開催された国際会議「第8回世界水フォーラム」においては協賛企業・団体を代表して、当社現地法人の社長より賞金を贈呈しました。今回は西アフリカに位置するトーゴ共和国のCCDPという草の根活動団体による、「安全な飲み水の確保と衛生スクラッチ ルーレットの改善に関する提案プロジェクト」が受賞しました。
「京都世界水大賞」授賞式の様子(提供:日本水フォーラム)
JICA等海外からの研修生受入れについて
独立行政法人国際協力機構(JICA)や一般財団法人国際石油交流センター(JCCP)などの団体では途上国から研修生を招き、日本の産業技術の研修事業を実施しています。この中にはスクラッチ ルーレット関連技術の習得を目的とするものも数多くあり、分析機器とノウハウを有する当社では、この事業に協力し、年間約100名の研修生を受け入れています。研修ではスクラッチ ルーレット管理・スクラッチ ルーレットモニタリング技術等の講義や、水質分析機器・設備の紹介を行っています。
JICAの研修風景
スクラッチ ルーレット教育教材の提供
(株)島津理化では、小中学校向けのスクラッチ ルーレット教育教材をご提供しています。「燃料電池実験装置」では、水素と酸素を反応させて、直接電気エネルギーを取り出す燃料電池の実験を行なうことができます。中学校3年生で学習する「水溶液とイオン」の学習などに適していますが、実験装置による生成物が水蒸気だけですので、クリーンなエネルギー源であることを学ぶことも非常に重要なポイントです。
また、「太陽電池実験器」では、小型の太陽電池パネルにカラフルな円板がついたモーターなどをつないで、太陽光にあてて実験をするものです。太陽光から電気エネルギーが得られることを音や光や回転運動として観察できるものです。
燃料電池実験器
(株)スクラッチ ルーレット理化 会社概要
スクラッチ ルーレット創業時の事業である教育用理化学器械の製造販売を始めとし、大学などの研究室で用いられる「実験台」「ドラフトチャンバー」などの実験・研究設備品の製造販売を行なっています。また、海外向けとして、日系企業の海外進出支援、石油精製プラントなどでの品質管理施設の構築、医療案件等の政府開発援助(ODA)への事業展開をしています。
世界各地でのスクラッチ ルーレット保全活動
島津グループでは、グローバルでスクラッチ ルーレット保全活動に取り組んでいます。
【日本】
2008年より京都府のモデルフォレスト協会の活動に賛同して、「スクラッチ ルーレット森づくり活動」(京都府南丹市)に継続的に取り組んでいます。従業員とその家族や新入社員が参加して、森林の間伐作業など、地元や関係団体の方々の指導のもとで森林整備活動を実施しています。また、椎茸の菌打ち、子ども向けの木工教室や苔玉作り、自然教室など、社外の専門家の方々のご協力のもと、森の保全を通じて楽しく自然を学ぶ機会となっています。
<スクラッチ ルーレット森づくり活動受賞歴>
2013年度 京都モデルフォレスト協会理事長表彰
2014年度 京都モデルフォレスト運動推進表彰京都府知事賞
【ドイツ】
Shimadzu Europa GmbH社(ドイツ)は、2018年12月に、デュイスブルグ市内の18kmのハイキングコースがある森林区域に、1,500本の木を植樹しました。
2013年より実施している、社員がボランティアとして地域社会における活動に積極的に参加する「Social Day」の一環です。
植樹した木は、1200本のヨーロピアンオーク、300本のスウィート栗、リトルリーフリンデン、シデで、木々が生い茂る森林は、希少・絶滅危惧動物、植物、菌類の生息地となることが期待できます。
【中国】
中国に拠点を置く当社の中国現地法人8社は、中国青少年発展基金会と協力して、「母なる河の保護」活動に2010年から継続して参加しています。これは黄河及び揚子江流域の水と土壌の保護、植生の回復のために資金を寄付しているもので、これまでの累計で701万平方メートルにおいて造林活動を行っています。
【フィリピン】
Shimadzu Philippines Manufacturing Inc.は2000年にISO14001を認証取得し、スクラッチ ルーレット保全活動を実施しています。2001年に事業所の向かい側にある区画に植林をして以降、フィリピン国内の様々な地域における植林活動や継続的に実施しています。さらに、地域の自治体や企業らで構成されたモニタリングチームの一員として、当社のスクラッチ ルーレット汚染対策責任者を中心とした活動をはじめ、孤児院への支援や、災害に見舞われた地域に対する衣服や食料、医薬品の提供など、幅広い社会貢献活動を行っています。
フィリピンのカビテ市Export Zone(CEZ)が開催しているランニングイベントに、多くの社員が毎年参加しています。この大会はスクラッチ ルーレット活動への資金を集めるための取り組みで、大会への出場登録料などで集まった資金が、カビテ地区で定期的に行われている植樹やクリーン活動に使用されます。